- 主夫になりたいけどメリットやデメリットはなにがあるの?
- 主夫になったら生活が大変にならないかな?
- 仕事がイヤで辞めたいけど主夫のほうがラクかな?
こんな疑問や不安に応える記事です。
この記事では、主夫になってわかる生活の変化や家族との関わりの変化を説明しています。
この記事を書いた人
主夫2年目のずん(@ZFpJpDfHl61Bgi5)です。年収480万円を捨てたら妻の笑顔が増えました。妻と2人の子どもを支えるのが今の仕事。詳しいプロフィールを見る
我が家はもともと共働きでしたが、私が退職して主夫になることになりました。
主夫になってからは思っていた生活と違うことも多かったですが、2年目になる現在は2人の子育てをしながら家事をコツコツとこなしています。
人によって事情は違いますが主夫になるか迷っているときって、どのように生活が変わるのか不安になったりましますよね。
実際に主夫になってみてわかるメリットやデメリットはけっこうあります。
この記事を最後まで読めば主夫としての新たな生活スタイルが想像できて、きっと主夫への一歩を踏み出せますよ。
目次
主夫になることのデメリット
主夫になるデメリットは4つあります。
①お金の不安が強くなる
当然ですが、共働きしていた家庭ほど世帯収入がガクッと減り精神的に不安な気持ちになります。
働き手が病気などで倒れてしまい、働くことができなくなることを考えただけでも次の一手を考えないといけません。
今までは自分で使える自由なお金があっても、主夫になれば収入はゼロ。
妻が妊娠し産休・育休に入ると収入が驚くほど減ったときも不安になったことも。
「このままじゃまずい」と思って、鬼節約モードに入って生活を送っていましたよ。
赤ちゃんがいる生活は想定外の出費もあるので、お金の面で苦労することもあるんです。
②家にいる罪悪感を感じる
最初は主夫としての生活に新鮮さを感じる毎日ですが、次第に家にいる罪悪感を感じることがあります。
家事や子育てはもちろん大変ですが、外で仕事をする大変さや苦労もわかっているから。
例えば、家事を一通り終えてからホッとした時に「ママは仕事に行っているのに俺家にいていいのかなぁ」なんてつぶやくことも。
だから主夫として家にいてもお金を稼げないし、存在意義すら失って罪悪感を感じるようになるんです。
妻のお金で食べさせてもらってることに感謝していますが、同時に申し訳ない気持ちがこみ上げてくることも。
罪悪感のあまり、外食では一番安いメニューをこっそり頼むのが習慣です。
③世間や周りの好奇な目が気になる
はっきり言って、主夫をやっていることを友人や両親などには言いづらいです。
男性は外で働き、女性は家で家事と子育てをするのが普通という考えを今でも多くの人が抱いている世の中です。
現に私は仲のいい友人でさえも、主夫をやっていることは言ったことはありません。
主夫であることに偏見の目でみられるようになり、友人関係が崩れるのもイヤだから。
世間にはいい辛いし、目が気になることが多いです。
自分の親であれば事情を話せばわかってくれる可能性は高いですが、義理の両親に告白する場合相当な理由がないと認めてもらえないと思います。
親世代は特に男は外で働くべきという固執した考えを持っているので、打ち明けてもいい顔はしないでしょうね。
親には心配はかけたくないので、未だに私は主夫であることを打ち明けていません。
④家事や子育ての苦労を思い知る
主夫になって一番実感することが、家事と子育ての苦労です。
働いていたときではなかなか味わえないことがたくさんありますよ。
- 料理のレパートリーに悩む
- 名もなき家事に打ちのめされる
- 懇親会もママたちばかり
- 保育園や幼稚園の先生からは「ママに伝えておいてください」と言われモヤモヤした気持ちになる
- 朝は家族より早く起きて、準備をしなければいけない
料理に関しては、子どもの栄養を考えつつレシピに飽きがこないように考えたりと…。
主夫をやるまでは家事だなんて思ってもいなかった「名もなき家事」が無限にありますし。
ママたちばかりの懇親会には肩身の狭い思いをしながらの出席ですし、ママ友の輪にも入りにくいので子どもの相談とかもしづらいです。
主夫になることのメリット
主夫になるメリットは6つあります。
①妻が仕事に専念できる
保育園のお迎えやご飯の用意など、家事や子育ての不安がなくなるから。
共働き時代は、どっちが早くお迎えいけるか競争していましたがそんなストレスもなくなりました。
残業や研修会も積極的に参加してもらえるようになるので、出世にもつながりますよ。
仕事で疲れているのに、寝るまでがバタバタ忙しい毎日。
主夫となってからは妻は仕事が終わって自分のタイミングで家に帰ってくるだけ。
家に帰ればご飯ができているから食べるだけなので、とてもイキイキしているように見えますね。
「この日研修会なんだけど・・・」と妻が申し訳なさそうに言ってくることがなくなったのは、私も嬉しいです。
②お互いが得意な場所で活躍できる
ママは仕事をバリバリしたい、その気持ちを尊重できるのであればお互いにメリットが多いといえます。
掃除や洗濯など、普段自分から率先してやっているなら主夫としても充実した毎日を送れるでしょう。
我が家は妻が苦手な掃除の場所も、私は平気なのでいいバランスを取れているなと実感しています。
互いにやりたいことができるから、夫婦で笑顔が増える結果につながりましたよ。
③子どもとの関係が深まる
子どもと接する時間が長いので、他のパパたちより子どもの成長を間近に見ることができます。
子どもが寝てから帰ってくるような会社員生活では、子どもが今日何をして遊んだのかすら聞けませんよね。
主夫になってからは子どもを叱ることも減ったような気がします。
2人目が産まれたときは主夫でしたので、出産⇒夜泣き⇒初めて笑う⇒首がすわる⇒腰がすわる⇒離乳食を食べさせる⇒ハイハイする・・・
といった子どもの成長に立ち会うことができます。
そのおかげか、2人目はママより私にベッタリな気がしますね。
④家事や子育てのスキルが上がる
家事=仕事としてやっていると気づかないうちに、効率が良くなってきます。
手抜きできるところは、手を抜くと「時間」という価値が生まれますよ。
子どもの嫌いな野菜も、どういう味付けにすれば食べてくれるかがわかるようになります。
妻が一口目から「ウマっ」と言いながら食べてくれる料理が作れるようにもなりましたね。
主夫になってから2人目が産まれましたがそれまで知らなかった水通し、やったことのなかった沐浴など新生児の頃のお世話もできる限り私がやりました。
子どもが折り紙に夢中になったときは、嫌いだった折り紙も見ないで折れるレベルまでになったこともありますよ。
⑤自分の時間がもてる
主夫になると工夫次第で自分の時間を持つことができます。
自分の時間ですから、趣味など好きに使える時間です。
小さな子どもがいれば時間は少なくなりがちですが、成長とともに自分の時間は増えていきますよ。
5時間もあるので普段できない洗車や、パソコンでネットサーフィンをしたりカフェにコーヒーを飲みに行ったりすることも。
やることさえやってしまえば、時間のやりくりができるのは主夫の特権でしょう。
いかに時短をして、自分の時間を増やせるか工夫するのが楽しいですよ。
ロボット掃除機や宅食サービスを利用して自分時間を増やすこともあります。
⑥子どもが安心して家に帰ることができる
家に帰って誰かがいれば、子どもだって安心できます。
共働きでは子どもを留守番させたり、児童館に行ってもらったりと寂しい思いをさせてしまうことも。
両親が共働きの子どもにとって自由な時間が増えるという意見もありますが、
- 家に帰ってだれもいない家のカギを開けるのは怖い
- 自由な時間はあるけど寂しい
- 帰っても家が真っ暗なのが怖い
といった子どもの本音を調べたデータもあります。
これらを考えると、主夫として家にいることは「家に帰ればパパがいる」という子どもに安心感を与えられるんですよね。
【まとめ】主夫になるメリットとデメリット
デメリット
- お金の不安が強い
- 家にいる罪悪感
- 世間体が気になる
- 家事や子育てに慣れるまで大変
メリット
- 妻が仕事に専念できる
- 夫婦で生活にハリがでる
- 子どもと絆が深まる
- 家事や子育てのスキルが上がる
- 自分時間がもてる
- 子どもが安心して家に帰れる
【結論】家族が幸せであればOK|人の常識にとらわれない
現状の生活より主夫であることのほうが、家族がラクになるのであれば検討する価値大ですよ。
大事なのは主夫になるかは夫婦で決めることです。
将来を見据えて話し合った結果、主夫になるのであれば自信を持って主夫になればいいんですよ。
世間からみれば主夫はまだ珍しい存在です。
ですが人とは違う新しい生き方の先駆けとなっていると考えて、主夫でいることを誇らしく思えばいいのです。
よかったら主夫に向いているかの診断もどうぞ。
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